参加登録(8月中旬より開始予定)

参加費
医  師:4,000円
医師以外:3,000円(看護師・技師・物理士・医学生等)
定 員
450名
  • *定員に達し次第、応募を締め切らせていただきますので、予めご了承ください。

第6回小児がん放射線治療セミナー プログラム

テーマ 小児放射線治療に携わる医療従事者が知っておきたいこと

    時 間 講 師 講 演
  13:00-13:05  
開会の挨拶 内田 伸枝
JASTRO教育委員長
第1部   13:05-14:50 溝脇 尚志 先生
京都大学医学部附属病院 放射線治療科
高精度放射線治療時代の小児放射線治療
藤本 隆広 先生
京都大学医学部附属病院 放射線部
固定具作成の工夫と線量管理
内藤 雅之 先生
三重大学医学部附属病院 中央放射線部
小児IMRTに対するExacTracを用いた画像誘導放射線治療
の有用性
佐々木 美和 先生
名古屋大学医学部附属病院
小児がん治療センター
子どものストレス軽減を目指した多職種の関わり
~チャイルド・ライフ・スペシャリストの視点から~
  休憩 10分休憩
第2部   15:00-15:55 高田 彰憲 先生
三重大学医学部附属病院 放射線科
頭蓋内胚細胞腫瘍の長期フォローアップ
カルテから見えてきた事
豊田 秀実 先生
三重大学医学部 小児科
三重大学病院での長期フォローアップ外来について
  休憩 5分休憩
第3部   16:00-17:00
特別講演
西尾 正道 先生
(独)国立病院機構 北海道がんセンター
名誉院長
小児放射線治療に携わる医療従事者が知っておきたいこと
  17:00-17:05   閉会の挨拶

放射線腫瘍医とスタッフのための小児がんセミナ-

会期:2021年9月18日(土)13:00~17:05

高精度放射線治療時代の小児放射線治療

溝脇 尚志
京都大学医学部附属病院 放射線治療科

放射線治療は多くの小児がんにおいて必須の治療モダリティーである一方、小児期における放射線治療の影響は成人よりもはるかに大きく、放射線誘発がんを含む晩期有害事象の低減が大きな課題である。これまでに、適切な化学療法併用による線量減弱によって、頭蓋内胚腫や髄芽腫などでは治療成績の改善とともに有害事象の低減が実現されてきた。さらに近年では、高精度放射線治療や粒子線治療を用いた線量分布改善によるさらなる有害事象軽減が期待されている。本講演では、X線高精度放射線治療を用いた京都大学における取組について、小児脳腫瘍を中心に紹介する。

固定具作成の工夫と線量管理

藤本 隆広
京都大学医学部附属病院 放射線部

小児の放射線治療では、照射精度を上げるために固定具の使用がほぼ必須である。一方で、不安や固定具による圧迫感を訴えることも多く、固定具を作成する際は固定精度と安心感のバランスをとることが求められる。
また、撮影や照射においては二次発がんのリスク低減を目的とした被ばく低減と線量管理を適切に行なう必要がある。職種間での情報共有をはじめ計画から照射に至るまでの小児患者特有の工夫および、線量管理の実際について紹介する。

小児IMRTに対するExacTracを用いた画像誘導放射線治療の有用性

内藤 雅之
三重大学医学部附属病院 中央放射線部

近年、小児症例に対しても根治治療として強度変調放射線治療(IMRT)を用いた照射が行われるようになってきているが、治療時間が通常照射と比べて長いことが問題である。小児では安静を保つ事が困難であり、静脈麻酔による鎮静化が必須であるが時間も限られている。当施設ではExacTracを用いた画像誘導放射線治療を行い、Setupにかかる時間を短縮することで小児IMRTを実施している。
当院における小児IMRTの経験とその位置精度に関して報告する。

子どものストレス軽減を目指した多職種の関わり ~チャイルド・ライフ・スペシャリストの視点から~

佐々木美和
名古屋大学医学部附属病院 小児がん治療センター

チャイルド・ライフ・スペシャリストは、北米で生まれた専門資格で、医療現場において子どもや家族の心理社会的ケアを行っている。今回は、放射線治療を受ける子どもへの関わりとして、治療前の発達に合わせた説明や練習、治療中/後の精神的な支援について紹介する。このような支援で、幼い子でも入眠薬を使わず治療ができることもある。子どもの不安やストレスが軽減され、主体的に治療に臨めるような支援を考えたいと思う。

頭蓋内胚細胞腫瘍の長期フォローアップカルテから見えてきた事

高田 彰憲
三重大学医学部附属病院 放射線科

小児頭蓋内胚細胞腫瘍の標準治療はこれまで全脳全脊髄照射であったが、有害事象が問題となり近年は化学療法併用し、放射線治療の照射野や線量を軽減する試みがなされるようになった。しかし、その場合の長期経過観察後の経過については、はっきりしておらず、文献も極めて少ない。
今回観察期間中央値約10年の24症例に対して、一般的な晩期有害事象以外に学校や社会生活、妊娠の有無、血管障害などに関して調べ、問題点について報告する。

三重大学病院での長期フォローアップ外来について

豊田 秀実
三重大学医学部 小児科

治療法の進歩により、小児がん患者の70-80%で長期寛解が得られるようになった一方、晩期合併症により様々な問題を持つ患者さんの存在も指摘されている。三重大学病院小児科では、1998年から小児がん経験者の健康管理、晩期合併症の予防・早期発見・治療を目的に長期フォローアップ外来を開設し、約250名の患者さんをフォローしている。今回、当外来を通じて明らかとなった、小児がん経験者が直面する問題や悩みについて報告する。

小児放射線治療に携わる医療従事者が知っておきたいこと

西尾 正道
(独)国立病院機構 北海道がんセンター 名誉院長

小児がんの治療において、放射線治療は必要悪として行われている。またチェルノブイリ事故後の小児の健康被害は報告済みであるが、福島原発事故後の日本でも多くの問題が残っている。講演では小児甲状腺癌の問題やSvという非科学的な単位で議論し、放射線の健康被害の真実を隠蔽し、分析不能としているICRPのフェイクサイエンスについて報告し、長寿命放射性元素体内取込み症候群とも言える健康被害について報告する。

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